都市型公設事務所である当事務所は、弁護士過疎対策として、若手弁護士を養成して全国に送り出す役割を担っており、これまでに多くの弁護士を全国に送り出して来ました。
このページでは、当事務所から全国各地の法テラス地方事務所・ひまわり公設事務所へ赴任した弁護士を紹介します。
壱岐の島は、福岡市から北西に約80kmの玄界灘上に位置する離島です。人口は3万人ですが、債務整理の相談や、離婚、相続、交通事故等の一般民事事件の相談が多く寄せられ、現在、弁護士1名、事務局2名で対応しています。
壱岐には当事務所の設立前から法テラス壱岐法律事務所が設立されていますので、紛争当事者双方とも弁護士に依頼することができる環境にあります。
壱岐のここがすごい
生うに、焼酎、壱岐牛が名産。透明度の高い海、夏は最高です。
刑事事件ももちろんですが、民事の扶助事件が思ったより多く回ってきます。北千住パブリックにいたときと同様、都市部においてもまだまだ受け手のない事件があるのだと感じています。また、静岡県は東西に広く、郊外にはまだまだ弁護士に依頼するという選択肢すら見いだせない方々が多くいらっしゃいます。今後は、このような方々の司法へのアクセス改善に寄与できればと思っています。
静岡のここがすごい
東西に広く県内でも文化や方言の違いがあるところ
赴任から約半年がたち、事件数も増えてきました。今は、法テラスに赴任すると決めたときからの計画であった女性相談を始める準備をしています。悩むことも多々ありますが、充実した毎日を送らせていただいています。仕事が長引いてしまったときは、きっと北パブでもまだ仕事をしているはず!と想像し、離れていても連帯感を味わっています。
浜松のここがすごい
何といっても毎年5月に行われる浜松祭りです。子供の健やかな成長を祈って揚げる大凧は一見の価値ありです。
熊本県の南西部に位置する天草市は、南蛮文化やキリシタン文化、陶芸、五足の靴文学遊歩道などの文化や歴史があり、海水浴場や温泉も多く、観光も楽しめます。人口は約10万人。法律事務所は当事務所を含めて2つあり、各々2人の弁護士がいます。事件は多種多様ありますが、天草で、少しでも多くの方々に良質な法的サービスを提供できるように、力を尽くしていきたいと考えています。
天草のここがすごい
イルカが泳ぐ青い海と豊かな自然
米沢に赴任して1年半が経ちましたが、この間、600件を越える相談がありました。債務整理事件が受任事件の大半を占めますが、それ以外の事件も様々なものがあります。本庁のある山形市とも車で1時間程度の距離にあるので、弁護士会の委員会活動や弁護団会議などもさほど苦がなく参加でき、仕事をする環境としてはとても恵まれており、やりがいと充実感をもって仕事をしています。
米沢のここがすごい
米沢牛
日向市は、宮崎県の県北地区(宮崎市から特急で45分ほど)にあります。宮崎への特急の車窓から切干大根が一面に干されているのが見えたり、裁判所への行き帰りに鶏や牛・豚が積まれたトラックとすれ違ったりと第一次産業を身近に感じる自然豊かな土地ですが、日々の相談では人の悩みは全国共通なのだと感じています。近時の口蹄疫の発生で、畜産農家の方はもちろん、市民生活にも影響がでています。地域の法律家として、すこしでも畜産農家の方の支援ができればと考えています。
日向のここがすごい
日向岬、馬ヶ背(日向灘に突き出た馬の背のように狭い岬)、願いが叶うクルスの海
赴任直後から想像以上の事件数があって、あっという間に事件に追われる日々となりました。赴任したら少しはのんびりした生活を送れるかも、と淡い期待を抱いていたのですが(笑)。それでも、自分が必要とされる場所で仕事をできることはとても幸せなことだと思いますし、充実感もあります。今後も、栗原市のどこかのんびりした雰囲気に助けてもらいながら、自分のペースで仕事に取り組んでいこうと思っています。
栗原のここがすごい
栗駒山の四季(岩手宮城内陸地震から順調に復興しています)
今扱っている事件は刑事事件・少年事件が非常に多いです。地方の特色は、接見に行くまでに時間がかかるということがあります。和歌山には警察署が全部で14箇所あります。車を使って1時間以上かかる場所への接見はざらにあります。ただ、東京の無味乾燥な地下鉄やバスを乗り継いで接見に行くのとは違い、海や山を臨みながら車を運転して接見に行くのは非常に楽しいです。和歌山市の南部には和歌浦という観光地があるのですが、非常に景色が良い所です。時間の感覚も東京とは異なる感じがしていて、のんびりとしているのが和歌山の特色だと思います。
和歌山のここがすごい
和歌山城、白浜の海がキレイ。南高梅が美味しい